
三候補を同日に回すなら、どの順番・時間帯で回ればムダが出ない?



地図の時刻設定や仮押さえはどうする?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
見学はスピードと比べ方がすべてです。
片道30分以内で三候補を選び、午前に二園、午後に一園の一筆書きで回すと判断は速くなります。
本記事では、初心者でも迷わない見学ルートの作り方を手順化。出発時刻を変えた地図試算、見学予約の取り方、当日の10分チェックの順路、仮押さえ期限のそろえ方までをまとめました。
- 三候補は片道30分以内に限定し、午前2園→昼に買い出し→午後1園で一筆書きに回す
- 地図は平日17時と土曜10時で所要を試算し、渋滞込みの実時間で判断する
- 現地は10分チェックの固定順路で比較し、減点法で可否を出す
貸し農園初心者|見学ルートの考え方(基本設計)


ルート作りの基本は「距離」「時刻」「一筆書き」の三点です。
片道30分以内のエリアで三候補を抽出し、午前に二園、午後に一園を配置。
買い出し地点(ホームセンターや直売所)をルートに組み込むと、往復回数を増やさずに準備が完了します。
- 候補抽出の条件:自宅から片道30分以内、同一エリアで三候補をそろえる
- 時刻の固定:午前2枠(例 9:30/11:00)、午後1枠(例 13:30)で予約
- 一筆書き動線:自宅→A園→B園→買い出し→C園→自宅 の順で逆戻りを作らない
- 比較の観点を固定:「駐車→園路→水場→資材置き→掲示→足元」を10分で確認
- 仮押さえ:三園すべてで仮押さえの可否・期限を確認し、当日中に揃える
三候補の並べ方(距離×総額×ルールで減点)
迷う原因は比較軸のズレです。
はじめに距離で並べ、次に総額(地代+資材月換算+交通費+必要なら代行)でブレ幅を見込み、最後にルール差(支柱規格・施肥・水やり時間)を確認。
どれかが大きく外れる園は事前に除外しておくと、見学当日の判断が速くなります。


貸し農園初心者の候補抽出とルート設計(地図の時刻設定)


所要時間は時間帯で大きく変わります。
地図アプリで「平日17時」「土曜10時」を指定し、渋滞込みの実時間を把握したうえで30分ルールを守りましょう。
徒歩区間や駐車位置の想定も同時に確認して、ルート全体のバッファを10分程度確保します。
| 手順 | やること | チェックの要点 |
|---|---|---|
| 1 | 駅名・地名・沿線名で横串検索 | 同じ市区の別園を取りこぼさない(地図の拡大縮小) |
| 2 | 空き状況メモ | 空きあり/残りわずか/満員(待機)を並べる |
| 3 | 時刻指定で所要を試算 | 平日17時・土曜10時・雨天時の想定(徒歩区間含む) |
| 4 | 一筆書きの順番を確定 | 逆戻りゼロ。買い出し地点をルートに組み込む |
| 5 | 見学予約を一気に取る | 9:30/11:00/13:30などで枠をそろえる。仮押さえ可否も確認 |
予約メール(フォーム)文例
件名:見学希望(__月__日 午前/午後)と空き状況の確認
本文:
『__園』の見学について問い合わせします。
【希望日時】__月__日(__)9:30/11:00/13:30(いずれか)
【人数】大人__名・子ども__名 【交通手段】車__台/公共交通
【確認事項】見学所要/駐車位置/仮押さえの可否と期限/満員時の待機登録
__(氏名)/TEL____/Mail____
貸し農園初心者|当日の回し方と「10分チェック」の順路


見学は「同じ順路・同じ観点」でそろえると比較がぶれません。
各園10〜15分を目安に、以下の固定順路で回します。
写真は毎回同じ構図(区画→水場→資材置き→掲示→足元)で撮ると、帰宅後の見直しが速くなります。
固定順路(10分チェック)
- 駐車:入出庫のしやすさ、路上待機の有無、荷下ろし→区画までの距離(20m以内が理想)
- 園路:幅(台車が通る1.2m目安)、段差・泥濘、通路の草の伸び具合
- 水場:蛇口数、ホースの届く範囲、足元が水溜まりにならないか
- 資材置き:置き場所の有無・サイズ、屋根の有無、施錠可否
- 掲示・ルール:支柱規格・施肥・水やり時間・電動工具可否など
- 日当たりと風:午後の影、風の抜け、夏場の日陰の確保
- 排水:雨翌日の状態を想定(傾斜や排水溝の位置)
三園同日ルート(例)
| 時刻 | 行程 | メモ |
|---|---|---|
| 09:30 | A園 見学(10〜15分) | 固定順路で撮影。駐車→園路→水場→資材置き→掲示→足元 |
| 11:00 | B園 見学(10〜15分) | 同じ順路で確認。混雑時間帯も想定 |
| 12:00 | 買い出し(HC/直売所) | 道中に組み込むと往復が増えない |
| 13:30 | C園 見学(10〜15分) | 仮押さえの可否と期限を確認して揃える |
その場で確認しておくと迷わない項目
- 仮押さえの可否・期限・申込手続き(支払い方法・開始日)
- 途中解約・短期プランの有無、追加区画の取り扱い
- 管理人の在園時間・連絡手段(掲示/LINE/電話)
- 子連れの安全動線(車と人の交差・水場の足元・トイレ位置)
減点シートと可否の出し方


判断は点数化すると迷いません。
下の「◎=2点/〇=1点/△=0点/×=除外」を当てはめ、合計点→タイブレーク(距離→総額→ルール適合)で決めます。総額の目安は「地代×1.3〜1.5」に収まるかです。
| 観点 | 評価 | メモ |
|---|---|---|
| 距離(片道) | ◎25分以内/〇30分以内/△31〜40分/×41分〜 | 渋滞込みの実時間で評価 |
| 駐車動線 | ◎余裕あり/〇要注意箇所有/△混雑時に詰まる/×右折侵入・路上待機常態 | 荷下ろし20m以内が理想 |
| 園路・足元 | ◎台車余裕/〇通行可/△段差や泥濘/×危険箇所 | 雨後の状態も想定 |
| 水場・ホース | ◎届く/〇一部届く/△持参必要/×実質困難 | 蛇口数と共有ルール |
| 資材置き | ◎屋根あり十分/〇置けるが狭い/△野ざらし/×置き場なし | 施錠可否 |
| 掲示・ルール適合 | ◎合う/〇概ね合う/△気になる点あり/×NG項目が2つ以上 | 支柱規格・水やり時間 等 |
| 日当たり・風・排水 | ◎良好/〇概ね良好/△季節影響大/×栽培に支障 | 午後の影・風の抜け |
| 総額の見通し | ◎地代×1.3以内/〇1.5以内/△超過気味/×大幅超過 | 地代+資材月換算+交通費+必要なら代行 |
即時の除外基準(迷いを減らすために)
- 駐車動線が危険(右折侵入連続・路上待機常態・長距離バック必須)
- ルールの不一致が2項目以上(支柱規格・施肥・水やり時間など)
- 片道41分以上になる(週1でも負担大)
- 水場が遠く実運用が難しい
可否の出し方(フロー)
- 各園を採点→合計点を並べる(同点なら距離→総額→ルール適合でタイブレーク)
- 上位との差が「2点以上」なら即決。「1点以内」なら写真を見直し、仮押さえ期限内に最終判断
- 迷う要因が「広さ」なら区画を一段階下げる、「距離」なら近い園を優先する
コピペ用:減点シート(メモテンプレ)
園名:_________
距離(片道):__分 駐車:__ 園路:__ 水場:__ 資材置き:__
掲示・ルール:__ 日当たり・風・排水:__ 総額見通し:__
合計点:__点(◎2・〇1・△0、×は除外)
仮押さえ:可/不可 期限:__月__日__時
メモ:_____________________________
貸し農園初心者|見学後24時間の動き(申込/連絡テンプレ)


迷いを翌日に持ち越さないために、見学日の夜〜翌日までの動きを決め打ちします。
写真の見直しと減点シートの合計→仮押さえ期限の確認→申込/辞退の連絡までを24時間で完了させるのがコツです。
- 写真を同じ順番で並べ替え(区画→水場→資材置き→掲示→足元)。減点シートを合計して上位2園に絞る。
- 仮押さえ期限・開始可能日・支払い方法(現地/オンライン)をメモで横並びにする。
- 第一希望へ「申込」連絡、第二希望へ「待機または辞退」連絡を送る。
- 初回セットアップの準備(1〜2畝から。支柱・マルチは必要になった列から追加)。
- カレンダーに「週1・90分」を固定。買い出しは同日にまとめる。
申込メール(フォーム)文例
件名:申込のお願い(__園)/見学__月__日
本文:
本日(__月__日)見学した『__園』の申込を希望します。
【希望開始日】__月__日 【区画】__(サイズが選べる場合)
【支払い方法】ご案内に沿って手続きします/来園手続き希望
【補足】仮押さえ期限:__月__日__時に確認済み
__(氏名)/TEL____/Mail____
辞退(または待機)メール文例
件名:見学のお礼と今後のお願い(__園)
本文:
本日(__月__日)は見学の機会をいただき、ありがとうございました。
今回は他園で申込を進めることにしましたが、
空きが出た際には再度ご案内いただけると助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。
__(氏名)
電話スクリプト(最終確認用)
「見学した__です。申込の前に二点だけ確認させてください。
開始日とお支払い方法、そして仮押さえ期限は__日__時で間違いないでしょうか?」
貸し農園初心者でよくある質問(FAQ)


- 見学は予約が必要?
-
当日連絡でも大丈夫?予約が基本です。
当日でも空き枠次第で対応いただける場合はありますが、三園同日で回すなら事前に午前2枠・午後1枠を押さえておくと確実です。
- 雨や強風の日はどうする?
-
強風・雷は延期。小雨なら実運用に近い足元や排水が確認できるメリットもあります。
濡れにくい靴とタオルを持参してください。
- 子連れで見学するときの注意点は?
-
車と人の動線が交差しないか、水場の足元がぬかるんでいないか、トイレの位置を最初に確認します。
ベビーカー置き場の可否も聞くと安心です。
- 満員だった場合はどう動く?
-
第一希望は待機登録、同時に今入れる園を仮押さえして並走が最短です。
仮押さえ期限を揃えて比較し、期限内に決めます。
- 見学の持ち物は?
-
スマホ(写真用)、メモとバインダー、スニーカーや長靴、帽子・飲み物。
必要に応じて折りたたみ傘とタオル。計測は目分量で十分です。
貸し農園初心者|同日に三園、同じ順路、減点法で即断


本記事で重要なことをまとめると以下の通りです。
- 三候補は「片道30分以内」で抽出し、午前2園→昼に買い出し→午後1園の一筆書きで回す。
- 見学は各園10〜15分。「駐車→園路→水場→資材置き→掲示→足元」を同じ順路で確認・撮影。
- 帰宅後は減点シートで点数化し、タイブレーク(距離→総額→ルール適合)で迷いを断つ。
- 仮押さえ期限は三園でそろえる。24時間以内に「合計→申込→開始日決定」まで運ぶ。
- 広さで迷う時は一段階小さく、距離で迷う時は近い園を優先。続けやすさ=最短の近道。
最新情報と見学予約は公式サイトから確認して下さい。




